故郷へ思いを馳せるため、日本の移民達は禅寺を建立し、故郷の信仰を守りました。慶修院に入り、手水舎で柄杓に水をすくい、手と心を清め雑念を洗い流せば、不動明王の怒りに燃えた目が厄を祓い落としてくれるのです。それから八十八体の石仏が納められている仏堂に行き、荘厳な面持ちの石仏を間近で拝めば、まるで命の疲れもまた人間と神が見つめ合う眼差しの中に消えていくかのようです。この静謐で、深い禅の心に日本人の心持ちを体得すると、皆二本の足で立ち、真心を込めて立ち止まれば、そこが故郷だということに気づくでしょう。
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