一本の道路がまっすぐに両脇の高く険しい山々を切り開き、漢文化が山に分け入りました。この道は大変な苦労の末に開墾した道路で、今では桃源郷に通じるどこでもドアのような存在です。道路は山間部を迂回し、立霧溪が深い谷や渓谷を侵食し、ある時はしぶきを上げ、ある時は流れが清らかな、両岸の巨大な岩が重なり合うさまは、まるでエメラルドグリーンの渓流を守るライガー のようです。また俊敏な燕があなたの探索のお供をし、目の届かない空の果てまで見せてくれます。道中、ずっとさらさらと流れる水音が雑念を洗い流すと、素晴らしい太魯閣の美を受け取ることができるのです。