300年前、オランダ人により砂糖水、糯米のとぎ汁、石灰を混ぜたレンガで熱蘭遮城が建造され、また、裕福になるという夢も込められました。彼らは漢人、原住民、日本人との交渉の末、蔗糖、鹿革、武器を海外に販売しましたが、最後に夢は尽き果てました。鄭成功は、『オランダとの攻防書』の通り戦闘の準備を怠らず、夢から覚めると、オランダ人達は離れて行き、台南は慈しみの心を残しました。今では鄭成功の石像が佇み、依然として遥か彼方の、かつて船が行き交った港を眺め、栄華が過ぎ去った後の静けさをどの様に表すのかを見守っています。